貧乏人が綴る、以前運営していたHPの日記コンテンツを引き継ぐブログ。

  平和を希求する中年男PSILAのつぶやきのナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 看護 > 雨はホコリを流せても  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

雨はホコリを流せても

2009 - 01/10 [Sat] - 15:34

 体にたまった疲れまでは流せない。
 ましてや、精神的な疲労は。

 昨日、父を見舞おうかどうか悩んだ。
 病院に行く前にネットカフェによったのだが、空調が悪かったせいか、風邪の症状が出てきた。
 年明けからお天気続きで、空気が乾燥していたのがいけなかったようだ。
 あわててネットカフェから飛び出し、マスクを着用し、外にでる。
 がん患者に風邪をうつしただけでなく、ほかの患者さんに風邪を感染させたらシャレにならない。
 マスクを着用したのがよかったのか、風邪の症状は治まった。
 よかった。
 これで安心して病院に行けるぞ。

 病院に着くと、父のネームプレートが目に入った。
 黄色から、また赤になっている。
 まずい。
 また、天国への階段に近づいた。

 

 「遅いじゃないかー。もっと早く来いよー」
 私の顔を見るなり、父はこういった。
 表情に生気がない。
 見るからにかったるいという感じで、父はベッドに横たわっている。
 「母さんは来ないのか?」
 今日は来ないよ、と答えると
 「何で来ないんだー」ときた。
 
 あのね。
 母さんは「父さん専属の看護婦」じゃないんだよ。
 普通の主婦なんだよ。
 片付けなければならない仕事がいっぱいあるんだよ。
 毎日毎日こき使ったら、母さんだってぶっ壊れるよ。
 

 父にとって、我が家にとって不運なのは
 ボケとがんの症状がいっぺんにやってきたこと。
 父が入院しているのは「がん専門病院」で、ボケは専門外。
 手術後に世話になった看護婦さんが、父のために心当たりの病院をいろいろ当たってくれたけれど、結局「ボケとがんを治療できる病院はない」ということで、今の病院に世話になっている。

 案の定、父は再入院後、看護婦たちの手を焼かせている。
 こんな患者が相手じゃ、どんな「天使」も「悪魔」に変身するのは目に見えている。
 もっとも、もとが「悪魔」気質の人間もいるけどね。

 父に電気かみそりを買ってやったとき、私は
 「お釣りは床屋さんの代金だよ」
といって、病室にあるポシェットにしまおうとしたら、父は
 「枕元にあるティッシュの箱に突っ込んでくれ」
といってきかない。
 「またそんなこといって。『忘れた』といって騒ぐなよ」
というと
 「大丈夫だよー」
と、能天気な返事。
 半信半疑で帰ったけど、いやな予感は的中した。
 
 翌日、担当の悪魔から電話がかかってきた。
 「ご主人が『お金がないない』といって騒いでいます」と。
 そらみろ、いったとおりになっちゃったろうが。
 毎日毎日こんな調子、世話する人間だって神経が持たない。

 主治医はというと、年が明けて以降は姿すら見せない。
 「もう治療するだけ無駄だ」とでも思っているのだろうか。
 それって、あまりにも患者を馬鹿にしていないか?
 まあ、うちら貧乏人は、バカにされてもしょうがないけどね。

 
 
 

コメントの投稿





管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

カレンダー

プロフィール

PSILA

Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

最近の記事

カテゴリー

トラックバック

 

コメント

 

リンク

ブログ内検索

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

検索フォーム

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

プラグイン

Powered By イーココロ!
↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い にほんブログ村 政治ブログ 平和へ
にほんブログ村 ブログランキング参加中! あわせて読みたいブログパーツ

ジオターゲティング
FC2 Blog Ranking
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。