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要・現代史知識

2005 - 01/28 [Fri] - 21:03

 今日は仕事が早く終わったので、地元の大型書店で書籍漁り。お目当ては、日本近代史を扱った歴史書。4年前の小泉内閣登場、3年前に北朝鮮が拉致事件を認めたことをきっかけに、日本国内は急速に右傾化している。原因として、近代史・現代史の知識がすっぽり抜けている日本国民が、あまりに多いからだ。
 考えてみれば、今の日本人が現代史を知らないのもムリはない。ほとんどの高校で開講される日本史の授業はご丁寧に、原始時代から始める。一番重要な近・現代史は三学期に入ってしまうため、ほとんどが尻切れとんぼになってしまう。かくいう私だって、高校時代の日本史は明治にも入らないまま終わってしまった。そのため、近・現代史の範囲は自分で自習することになるが、テキストの選択を間違えるととんでもないことになる。いわゆる「ウヨ厨房」が多いのは、学校の授業で近・現代史をきちんと勉強しないからだ。彼らの視点は「軍事行動を起こした側」「支配者側」の視点でしかものを捉えず、アジア・アフリカの国の民衆など、侵略された側の視点で物を考えないし、そもそも彼らは弱者のことなんか眼中にない。かくいう私だって、日本の近・現代史の知識は小・中学生にかじった歴史書、戦争を体験した両親からの証言、戦記物を扱ってきたテレビ番組などから得た知識が頼みで、きちんとした近・現代史の勉強をしてこなかったし、通史も読んでこなかった。

 大学側だってバカじゃない。多くの高校生が学校の授業で近・現代史を勉強していないから、これらの範囲を必須とする大学は数多い。学校の授業で取り上げないから大部分の生徒にとっては予備校が頼みの綱だが、これがくせ者だと思う。変なイデオロギーがかった講師にぶち当たると、知識が白紙の状態で歪んだ知識が、頭の中に注入されることになる。その知識がウヨ厨房になっていく下地になっていくのである。教育って、つくづく重大だと思う。自分はたまたま戦争のことを知っている両親の元に生まれてきたから、同世代の人間に比べて戦争について知っているという自負はある。だが自分だって、近・現代史のことを深く知っているわけではない。
 どんな本がいいかあれこれ探してみると、幻冬舎から出ている「(知識ゼロからの)日本・中国・朝鮮近現代史」という本を見つけた。深みという点では欠けるかもしれないが、必要にして十分な自校は網羅されている。幻冬舎から出ている本というので、右翼チックな本を想像していたのだが、中身は至極真っ当な本である。多くのウヨ厨房が問題視している「南京大虐殺」について明確に「あったといわざるを得ない」と語り、その根拠・資料を明示しているのがいい。さっそく購入した。
 歴史書の通史といえば、以前は朝日新聞の「朝日百科」シリーズ、小学館からの「日本の歴史」シリーズが有名だった。後者は後に新書化されたが、今では手にはいりにくいようだし、データーも古くなりつつある。中央公論社が「日本の近代」というシリーズを出しているが、著者陣に坂本多加雄(故人・学習院大学教授)、松本健一、北岡伸一と右派の論客ばかりなので、ヘタに著者のイデオロギーに毒されないか心配。だが著者のうち、松本健一は最近、岩波から北一輝に関する著作を出し、周囲から「松本が左にかぶれたのか、岩波が右傾化したのか」といわれるほど話題を呼んだ。日本歴史の通史としては、講談社が出したシリーズが一番新しいが値段が高く、かなり厚い。近々文庫化されないかなと思っている。東京堂からも歴史書が出ているが、こちらは学術論文を集めたものなので、よほどの歴史マニアか、研究者を目指す人間でないと読み通すのはつらいだろう。岩波から出ている歴史本も、スタンスは学術論文を集めたものに近い。
 今回調べてわかったのだが、日本の近・現代史を扱った通史本で読むに値する本は、さほど多くないということだ。まあ「読むに値する本」は、人によって全く違ってくるだろうが。

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Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

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