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我父昇天為骨帰宅

2009 - 02/21 [Sat] - 22:47

 いよいよ、父とのお別れである。
 生きているときはあんなにもうざったく思っていたのに、いざとなったらやっぱりさびしくなってくる。

 父は冷たい骸となって、お棺の中に一人横たわっている。病院から葬祭場に運ばれる時は、寝巻きで運ばれたが、出棺のときは、白無垢の服装になっていた。
 お棺の蓋を開けて、最後の挨拶をする。
 棺の中に入れたのは、父が大好きだった背広、タバコ、そして報知新聞。報知新聞を入れたのは、生前の父が大のG党だったから。偶然にも、その報知新聞の一面は、これまた父が敬愛してやまなかった長嶋茂雄。巨人軍終身名誉監督の記事が掲載されていた。
 父さん、これまでありがとう。
 棺の蓋を閉めて霊柩車に乗せ、火葬場に出発する。

 火葬場につくと、近くに住んでいる親戚が全員やって来てくれた。
 ありがたい。
 生前はいろんなことがあったけれど、みんな父のことを悼んでいてくれる。

 約2時間後、父が骨になって我々の元に帰ってきた。
 抗がん剤の影響からか、骨、特に頭蓋骨はもうぼろぼろ。薬の副作用はこんなところにも及んでいるのか、と愕然とする。
 骨壷に骨を入れると、骨壷の重いこと重いこと。
 人の骨って、こんなに重かったっけ?
 いや、骨壷が重すぎる。

 親戚の車で送ってもらい、あれほど帰りたがっていた自宅にやっと帰ってきた父。
 父さん、お帰りなさい。
 これからは、ずっと一緒だよ。

 「ごくろうさん」
 「まいったなあ」
 父が入院中、いつも口にしていたせりふ。
 もうあのせりふを聞くことは二度とない。

 「お帰り」
 そういってくれる人間を、私は永遠に失った。
 これから家族が少なくなることは会っても、増えるということはないだろう。


 

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PSILA

Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

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