貧乏人が綴る、以前運営していたHPの日記コンテンツを引き継ぐブログ。

  平和を希求する中年男PSILAのつぶやきのナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 企業・経済 > 春闘は死語になった  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

春闘は死語になった

2009 - 03/20 [Fri] - 10:48

 既存の労組は全部解体して、一から出直してほしい!

 クローズアップ2009:総崩れ09春闘 
 8年ぶりベア要求→世界不況が直撃
 


 春闘、ねえ…(ため息)。
 今から30年前の春闘は、もっととげとげしかったし、緊迫感や悲壮感も今とは比べ物にならなかった。
 私鉄労組はこの時期、自分たちの要求を通すためにはストも辞さずという強硬姿勢を全面的に出して、経営陣と伍していた。私が高校時代に利用していた私鉄は、労組幹部が過激派とつながっていたこともあり、他の労組が妥結しても、なか自分たちの要求を下げなかった。だからこの時期が待ち遠しくてしょうがなかった。ストがあれば、学校が「臨時休校」になるからである。今から見れば、なんとも不謹慎な考えではあった。
 その雰囲気が変わったのは、’89年に「連合」(日本労働組合総連合)が発足してからである。
 「連合」は社会党を支持する「総評(日本労働組合総評議会、官公庁が中心)」と、民社党を支持する「同盟(全日本労働総同盟、自動車産業・電力・鉄鋼・流通産業が中心)」、中立的立場の「中立労連(中立労働組合連絡会議)が合流して発足した。発足当初、メディアは「日本最大のナショナルセンター(労働組合)発足」などと書いていたが、私はこの動きを苦々しく思っていた。というのも「連合」は、活動方針に「労使協調主義」を掲げる「同盟」が主導して発足したからだ。
 「同盟」は、その活動方針に「自由にして民主的な労働組合」を掲げていたが、その実態は「自由にして民主的」とはかけ離れていたことは、労働界に詳しい方ならご存知かもしれない。この組合は会社側と一体になって、組合員の思想信条の自由を奪い、選挙のときは会社側に都合のいい人間を支援するよう、組合員に強要した。自分たちのいうことを聞かない人間は「共産主義者」のレッテルを貼り、殴る蹴るの暴力も辞さなかった。共産党は「同盟」の活動について「会社ぐるみ選挙で、労働者の思想信条の自由を奪った」とブックレットで非難していた。

 労働組合は、下からの要求で結成されるのが本来の姿だ。だが「同盟」系の多くの労組は、会社側からの指示で結成された組合が多い。旧「同盟」系で組合代表を務めた人物は、数年前に掲載されたインタビューで
 「これからは『労働組合』の時代だ。お前、勉強して労働組合を作れ」
と会社側から指示されたことを明かしている。こんな労組と組合執行部では、末端の組合員の人権を守れないのは自明の理だ。
 私が「連合」を信用していない理由がもうひとつある。旧「同盟」系労組が導入・運用制度に「ユニオンショップ」制である。
 この制度は「組合員=その会社の社員」というものだが、裏を返せば、その社員が組合から「除名」されたら、会社も辞めなくてはいけないということである。しかもこの制度を導入している会社では、会社側が認めている「組合」以外の労組は「反逆分子」とみられる。ある企業では、既存労組の委員長に会社側が「君の労組を売ってくれ」と持ちかけ、この委員長が話を断ったところ、「同盟」の流れを引く労組「ゼンセン同盟」関係者がその会社に乗り込み、既存労組関係者に嫌がらせをしたということが起きている。似たような話は他の会社でも起きている。これらの行為は違法と断罪されている。
 「派遣切り」で騒がれた多くの会社の労組は、ほとんどが「同盟」系の労組である。そしてそこに所属している多くの「正社員」たちは、派遣切りにあった社員たちの事は一顧だにしない。
 「期間従業員の定着率は悪い。行政が斡旋する分野に就職しない彼らは、職に対する危機感が足りない」
 「契約が切られれば、仕事や家を失うのはわかっていたはずで自己責任だ」
と正社員は口にする。労組幹部ですら
 「正社員を切るのなら、手始めに派遣社員から切ってくれ」
と平気で口にする。
 しかし、ちょっと待ってほしい。
 「派遣社員」にきつい・汚い・危険の「3K仕事」を押し付けたのは誰か?
 なぜ定着率が悪いのか考えないのか?
 派遣社員が貯金もできないような低賃金で働かされているにもかかわらず、なぜ正社員は待遇改善の声を上げないのか?
 その一方で、経営者サイドは「内部留保」をしこたま溜め込み、びっくりするほどの高額報酬を受け取っている。会社が赤字であるにもかかわらず、である。さすがに今年は報酬を減額するらしいが、サラリーマンの年収を軽くしのぐ報酬を受け取っている彼らの生活が苦しくなることはないし、経営陣は具体的な報酬額の公表を拒んでいる。
 「『経営陣が交代するから、社員は賃金カットを飲め』というのか」
と嘆く社員の声は、経営陣・労組幹部には届かない。
 今の労組を見ていると、古代ギリシャ・アテネの「民主制」を思い浮かべてしまう。
 古代文明の中で、最も「民主主義」制度が進んだといわれているアテネ。だがその「民主主義」は「へロット」といわれる奴隷制度のうえに成り立っていたことを知っている人間は、どのくらいいるのだろう。「言論の自由を」「民主主義の発展を」と叫ぶその同じ口で、奴隷制度に口を閉ざすアテネ「市民」は偽善者以外の何者でもない。ギリシャ市民を「正社員」、へロットを「派遣社員」に置き換えてみれば、アテネと今の労組はそっくりだとわかるだろう。今の労組が「正社員クラブ」「第二人事部」と揶揄されるゆえんだ。
 既存労組に告ぐ。
 結成の原点に立ち返り、労働者の権利擁護のために身を粉にして働いてほしい。それなくして、勢力拡大はないと思え。 

コメントの投稿





管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

カレンダー

プロフィール

PSILA

Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

最近の記事

カテゴリー

トラックバック

 

コメント

 

リンク

ブログ内検索

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

検索フォーム

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

プラグイン

Powered By イーココロ!
↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い にほんブログ村 政治ブログ 平和へ
にほんブログ村 ブログランキング参加中! あわせて読みたいブログパーツ

ジオターゲティング
FC2 Blog Ranking
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。