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秋葉原殺人事件から1年

2009 - 06/08 [Mon] - 10:39

 時は過ぎても、遺族と社会に残した傷は深く、暗い…

 秋葉原無差別殺傷1年 深すぎる傷

 「秋葉原で大量殺人事件が起きた」
 この一報を聞いたとき、我が耳を疑った。
 「オタクの聖地」といわれるかの地において、何であんな悲惨な事件が…と。

 事件直後、マスコミ各社はこぞって事件の背景として、容疑者の育った生育環境を書き立てた。だが、私からいわせれば、それらの記事の多くは「売らんかな」というセンセーショナルにあふれ、事の本質を突いてるようには思えない。加藤被告と同じ境遇にある人は大勢いる。彼ら彼女らも、一歩間違えれば、加藤被告と同じことを起こす可能性もあるのだ。だが彼は悲惨な事件を起こした人物として名を残し、その他大勢は何事もなかったように、精一杯日々を送る。その違いはどこにあるのか、指摘するメディアは皆無である。
 彼が職場に不満を持っていたことは、当時も報道されていた。夢破れて「派遣社員」として働く彼は、先が見えない将来におびえていたが、親身になって相談に乗る人は、彼の周りにいなかった。ネットにも救いを求めたが、彼に対してのネット社会での対応は、現実世界よりも厳しかった。現実とネット、双方の世界で孤立感を深め、怒りのエネルギーをため込んだ彼は、他人を巻き添えにして、取り返しのつかない行動へと突っ走った。
 このブログを書いている私自身、将来性は全く見えない。
 遅ればせながら「大学に行きたい」と思いつつ、諸般の事情でそれは叶わぬ夢となろうとしている。
 2月には父を亡くした。
 肉親の「臨終」を生まれて初めて目の当たりにし、「死」というのはこんなにも厳しく、つらく、そして人を強くさせるものかということを実感した。
 パートして日々の糊口をしのいでいるとはいえ、それでは生活できないため、生活保護を受けている。
 いつも支払いにおびえる日々。
 今住んでいる家だって、いつ放り出されるか知らないという恐怖におびえる毎日。
 これらのことは、経験者でないと理解できまい。

 彼と私の違いはどこにあるのか、自分でもよくわからない。
 この事件については当ブログでも取り上げているが(「生い立ちを犯行動機にするな!」「容疑者家族の手記」、「秋葉原通り魔事件の識者コメント」の3本)、今読み返してみても、とても「意見」とはいえない意見のオンパレードで、汗顔の至りである。
 事件後、彼と同じく「派遣社員の上京」についてメディアでも報道されるようになったが、それが活発に報道されるようになったのは、昨年秋に起きた「リーマンショック」に起因する世界同時不況と、それが原因で起こった派遣労働者の「大量解雇」問題である。メディアは「雇い止め」なる言葉を「発明」して、この問題を報道しているが、それでもなお問題の核心に触れた記事は、なかなかお目にかかれない。
 当然だろう。自分達だって、末端の労働者を安い給料でこき使っているのだから。
 一番ひどいのはテレビ局で、番組制作は下請け、孫請けの制作会社に「丸投げ」して自分達は偉そうにふんぞり返り、高禄を喰んでいる。新聞もテレビも、戦争報道の現場取材は「フリージャーナリスト」を格安の値段でこき使い、自分達は安全なところで意見を開陳している。
 そんなれんちゅうが「かくさぜせい」「貧困撲滅」「機会平等」を唱える。
 本当に社会の底辺でもがき苦しんでいる人間には「ブラックジョーク」にもならない。

 遺族と生き残った被害者のの悲しみ・悲しみは、今も癒えることはない。
 「犯人は、遺族と被害者の人生をめちゃくちゃにした」と叫ぶ遺族。
 刺された傷の後遺症に苦しみ、「元通りの身体に返して欲しい」と訴える被害者。
 だが彼らの叫びは、加藤被告に届いているのかどうかはわからない。
 加藤被告は弁護人との接見は一切断り、手紙も開封しないで処分しているという。
 「何を言っても同じ、誰にもわからない」。心理学者は、彼の心中をこのように探るが、こういう人間は死刑にするのではなく、ずっとずっと独居房の中に押し込め、犠牲者の写真とともに、事件当時の記事を毎日読み聞かせ、被告の行動をずっと監視した方がいいのでは、とも思えてくる。
 今後の公判の中で、彼が抱える「心の闇」がどれだけ解明されるのか、それは誰にもわからない。

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PSILA

Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

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