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JR西社長を在宅起訴
事件から4年あまり、捜査はようやく「けじめ」の段階を迎えた。
JR西社長を在宅起訴 宝塚線事故「安全対策怠る」
2005年に発生した「尼崎JR脱線事故」は、死者107名(運転手含む)を出す、JR発足以来の大惨事になった。検察は4年あまりの捜査の結果、当時JR西日本(以下JR西)の安全最高責任者を務めていた,山崎正夫・現JR西日本社長を「在宅起訴」とする決定を下した。山崎社長は記者会見を開き、社長を辞任するとともに、自らの責任を巡っては、法廷で争う姿勢を示した。
この事件については、当ブログでも何回か取り上げている(詳細は2005年4月および5月の記事で検索のこと)。訴追理由として、検察はJR西日本が’96年に福知山線のルート変更をした際、速度超過の列車を減速させるATSを設置しなかったためとしている。しかし、当時の最高経営幹部については「知識・経験から予測は困難だった」「ATSを設置する権限はなかった」として、訴追しないことにした。
だが個人的には、この処分には納得がいかない。当時の経営最高幹部は、誰一人として訴追されず、結果として、当時の安全部門の最高責任者である現社長一人に、自己の責任を押しつける形になったからだ。
会社という組織は、最終的にはトップが首を縦に振らないと動かない。それは、検察も同じはずだ。にもかかわらず、現在の社長を「在宅」とは起訴して、他の経営最高幹部の責任を追及しないのは、この社長が子会社出向経験がある、いわば「落ちこぼれ組」だからというのは、ゲスの勘ぐりだろうか?
さらに付け加えていえば、この会社は信楽鉄道事件(’91年、死者42人・重軽傷者614人)でも世間から非難され、尼崎脱線事故の前年には、鉄道事故で救出活動をしていた救急隊員が、列車にはねられて死亡するという、前代未聞の不祥事を起こすなど、鉄道関係者の間では「札付きの会社」として知られていた。尼崎脱線事故で問題になった、度を超えた「日勤教育」は改善されたと会社側はいうが、本当に改善されたのかどうかはわからない。
今回の検察の判断について「検察はよくやった」という意見がある一方で、「当時の経営幹部の責任が問われないのは納得できない」とする遺族も多い。今回検察が社長を起訴した「業務上過失致死傷罪」は、事故の予見可能性が、当時の経営陣にあったことを証明しなくてはいけないが、当時の法令で設置義務があるかどうか疑問があるから、無罪評決が下される可能性もあると指摘する専門家もいる。「予見性」については法定内で議論を戦わす展開が予想され、裁判が長期化するのではないかと危惧する人も多いかも知れない。
はじめまして。
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FC2にはTBが通りませんので、コメント欄にて失礼します。
http://u-ru2ftab.blog.so-net.ne.jp/2009-07-12
仰る通り、裁判は長期化するかもしれません。また、JR西日本は大組織。
一朝一有には、組織の外から見て変化した、と見て取れるところは少ないかもしれませんが、検察の今後には期待しています。