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都議会、自公過半数割れ
有権者の反発は、想像以上だった。
都議選 民主が圧勝第1党、自公は過半数割れ
まず、都議会の新勢力図から
<与党>
自民党…38(−10)
公明党…23(+1)
<野党>
民主党…54(+20)
共産党… 8(−5)
ネット… 2(−2)
無所属・諸派… 2(−2)
投票率 54.49%(前回比+10.5%)
自民党に対する逆風は、自民党が街頭演説で「国政と都政とは別物だ」と連呼絶叫する、今回の都議選でも止まらなかった。獲得議席数「38」は、’65年に都議会議議長選での贈収賄疑惑で解散した「黒い霧解散」以来で、自民党はこの時も、都議会第一党を社会党(当時)に譲った。今回の結果は、それ以来の大惨敗ということになる。
自民党の不振の象徴が、7つある「1人区」の選挙結果。1人区で勝ったのは島部だけで、残り6つの選挙区はすべて民主党に敗れた。中央・千代田・青梅の三選挙区は、半世紀以上自民党が議席を守ってきた選挙区だったが、これらの選挙区も、「若さ」を全面に打ち出し、「変化」を叫ぶ民主党の勢いの前に敗れた。特に千代田選挙区の自民党立候補者は、当選回数6回のベテランであり、かつ都連自民党幹事長という大物だっただけに、ここでの敗北は、自民党に衝撃を与えた。
自民党は他の選挙区でも苦戦し、民主党候補者に開票早々「当確」ランプがついた荒川区では、残る1議席を巡っての公明党との「一騎打ち」に敗れた。世田谷選挙区でも、左派勢力から「極右3羽ガラス」と名指しされたベテラン議員が落選するなど、自民党は苦戦を続けた。これだけの苦境にもかかわらず40議席まで「あと一歩」まで迫ったのは、この党に地力が残っているということか。これだけ世間からバッシングを受けて、それでもなお「自民党」に投票する人がいるということは、この党が築いたネットワークが、それだけ強固であるということでもある。
さて、民主党。
今回の選挙戦は、政令指定市長選3連勝、静岡県知事選快勝という「追い風」をうまく生かした。
とはいえ、手放しでは喜べない。前回より20議席を増やしたものの、それらの多くは自民党ではなく、共産党や友党の生活者ネットワーク(ネット)・行革110番の持つ議席を奪った格好だからだ。心の底から喜べるのは、公明党から議席を奪った時だけだ。
共産党、ネット・行革110番は、民主党の唱える「都政から政権交代へ」のスローガンに飲み込まれた格好で議席を減らした。特に「行革110番」は一人政党ながらも、都議会では実績を残してきただけに、今回の結果は残念というしかない。
共産党が議席を減らしたのは、議席減少の度にこの党が持つ「共産アレルギー」ではなく、同じ事を言っている党が2つあるなら、大きな党に入れたほうが政策実現性が高いという、有権者の判断が働いた結果だと見ている。
メディアがこぞって記事にしたこともあり、投票率は前回より1割以上あがったとはいえ、50%代前半というのは、注目度の割に少ない数字だ。もう一声(投票率60%台)あがっていたら、自民党は壊滅的なダメージをうけ、公明党も、目標とする「全員当選」はおぼつかなかっただろう。
この選挙結果を受けて、中央政界はどう動くのか?
都議会民主党には、都民の期待に精一杯応えてもらいたいものである。
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