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64回目の終戦記念日

2009 - 08/16 [Sun] - 10:44

 未だに「戦争待望論」がわき起こるのは何でだろう?

 次代へ継ぐ 不戦の誓い 64回目終戦記念日 戦没者追悼式

 今から四半世紀前、今上天皇陛下は皇太子時代にメディアのインタビューで、1年に4回家族で黙祷するとお答えになったことがある。その日とは沖縄陥落、広島原爆忌、長崎原爆忌、そして終戦(敗戦)記念日。ご幼少時代に疎開を経験し、小学校時代に外国人家庭教師から教育を受けた陛下にとって、先の戦争での犠牲者に黙祷を捧げるのは、当たり前のことなのかも知れない。幼少時代に受けた彼のリベラリズムは、数年前のサイパン訪問で「万歳クリフ」といわれた崖で黙祷を捧げ、「韓国に縁(ゆかり)を感じる」と語り、園遊会で「(日の丸を歌わせ・君が代に敬礼させることを)強要するのはよくないですね」と、皮肉を言う原動力になっている。昨年の誕生日の時は「国民の幸せを願う」とはっきり言っている。言い換えれば、今の右傾化した政治状況と空気に、陛下「皇族」ではなく、一人の「戦争体験者」として、相当頭にきておられるのではないか。そんな感じがするのである。
 この時期になると、メディアは「終戦特集」と称して、戦争に関係のあるドラマ・ドキュメンタリーをばんばん流す。流す方は「過去を忘れないために」これらの番組を制作・放映しているのだろうが、この時期メディアが流す「空気」には、いささか違和感を感じる。戦争が起きているのは、あの時期の日本だけではない。現在も、世界中の至る所で銃口が鳴り止むときはない。パレスチナで、イラクで、チェチェンで、そしてアフガニスタンで。チベット、ウィグル、そしてイランでは、政府の圧政と戦う人たちが立ち上がり、命をかけて世界中で自分達が受けた仕打ちをアピールしているが、メディアは彼らの声を伝えることはないし、あったとしても周知されることはない。多くの事実と悲劇が、世界中の視線から覆い隠されているこの現実を、我々はどう受け止めるべきなのだろうか。
 

 時が流れ、戦争体験者も続々とこの世を去っていく。私の両親は、どちらも激動の時代を生き抜いた「昭和一桁世代」である。二人とも幼少時は、戦争のために塗炭の苦しみを味わった。生活のために必死に働き、家庭をもうけ、私を育て、必死になって自分達の生活を守ってきた。だが彼らの苦労は、年をとってからも続いた。こういう状況になった責任の一端は、だらしがない私にもあるのは自明の理だ。
 母は口うるさく、父は酔っぱらうとすぐに訳のわからないことばかりいっていたが、それでも尊敬すべき点はある。両親はことあるごとに、私に戦争の悲惨さを語ってきた。父はこの時期、戦争関連の番組が始まるのを知ると
 「お前も見ろ、そして戦争がどんなことを招くのか、絶対に忘れるな」
と口を酸っぱくしていっていた。毎年毎年のことなので内心は「うるさいな」と思っていたが、両親が戦争で塗炭の苦しみを味わったことは紛れもない事実だ。戦争体験者として、愚かだが、かわいい我が子に、戦争体験を話さないではいられなかったのだろう。両親とも、若い世代が戦争を賛美し、核兵器を持つべきだという話が耳に入る度に
 「あいつらは、戦争をなんだと思っているんだ!勝手なことばかりいいやがって!」
と憤っていたものである。小泉以降の首相が苦労知らずのぼんぼんであることもあり、晩年の父は彼らを毛嫌いしていた。
 右派は、勇ましいいことばかり言うが、その陰には、醜いまでのエリート・特権階級意識がちらつく。無辜の市民を「自分達より劣っている人々」としてを戦場に送り、自分達は責任をとらず、安全かつ快適な場所でのうのうとした生活を送り、何ら責任をとらない。事実を指摘すると、言を左右にして見苦しいいいわけをする。都合の悪い指摘には無視する。これらは一部の左派にも言えることだが、極右派全体がそういう傾向だから困ってしまう。
 ネットで威勢のいい言質をまき散らしている、「ネトウヨ」に代表される極右派諸君に聞いてみたいことがある。彼らの多くは何かにつけて天皇を、昔の日本を賛美する。そして天皇中心の国家にすべきだと真顔で語る。だが、当の今上天皇は即位に当たり、現行憲法の精神を高く評価すると発言しているのだ。彼らと今上天皇の認識には、「かなり」という言葉以上の開きがあるのだが、ネトウヨに代表される極右派は、それらについては口を閉ざす。私もtwitterでその事についてネトウヨから議論をふっかけられ、今上天皇の憲法認識についてあれこれ意見を開陳したのだが、時間がたつにつれて彼がうろたえるのが、ネット越しにわかって愉快だった。だがそれでも彼らは「天皇陛下万歳!」を叫び、自分達と意見を異にする人たちを「非国民」呼ばわりするのをやめないだろう。自分達が尊敬する「天皇陛下」ご自身が、そういうことを忌み嫌っているにもかかわらず。
 
 8月15日。
 私は人目につかないところで、これまでの戦争犠牲者と、今もなお戦火が絶えない人たちの平穏無事を祈って、ひっそりと黙祷した。

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Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

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