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人間ノタッタ一ツノツトメトハ

2008 - 07/03 [Thu] - 23:10

 その昔、第二次世界大戦中に、かようなことを書いた若き詩人がいた。
 彼はこう書いた。
 「人間ノタッタ一ツノツトメハ、生キルコトデアルカラ、ソノツトメヲハタセ」と。
 詩人の名前は竹内浩三。日本敗戦4ヶ月前の1945年4月、フィリピン・ルソン島の戦場で23歳の命を散らした。
 彼は日大で映画を専攻していたが、1941年の公布の勅令第924号により大学を繰り上げ卒業して入営、以降戦争に反対する詩を書き続けた。

 戦場の情景を、彼はこう書き綴っている。
 「戦死やあわれ 兵隊の死ぬるやあわれ 遠い他国でひょんと死ぬるやあわれ…」と。
 そして、日本が起こした戦争について
 「戦争ハ美シクナイ 地獄デアル」と批判している。
 極限状況の中で、このような作品を残した竹内の度胸にはただただ恐れ入る。当時の状況からすれば、こんな作品を書いていると軍の上層部に知られたら、彼はすぐさま非国民呼ばわりされ、仲間からリンチされただろう。当時の大学生は、この戦争の重大な誤りと、戦場での理不尽さを体で理解していた。自分の思い込みと妄想だけで戦争を語り、現実を直視しようとしない現代の「ネット右翼」とは大違いである。
 このほど、ドイツ文学者の小林察(さとる)さんが、竹内について一冊の本にまとめた。その記事が6月21日の東京新聞夕刊に掲載されたが、小林氏はその中で「一途に文学や芸術を好み、理不尽な戦争に異議を唱え、戦争で死にたくないという本音を貫いた人」と述べ、アメリカに言われるままに自衛隊をインド洋に派遣した日本を、竹内が見たらどう思うだろうかということを述べている。この文章はその記事に触発されて書いたものだが、自分の文章力不足でその魅力が伝わらないのがなんとも歯がゆい。 
 
 とある受験予備校のスローガンに「日々是決戦」というのがあったが、今の日本もまた「日々是決戦」である。国内では「ワーキングプア」という名の兵隊が、「生活」という名の平和を求めて毎日命を削っている。ある者は精神的を病み、ある者は自宅に引きこもって現実世界との接触を絶ち、そしてある者は日々との生活に敗れて自らの命を絶つ。そして加藤智大のように、自暴自棄になって関係ない人間を殺傷するものも現れる。今の日本にあふれているのは戦場だ。夢を語る人間は「現実を見よ」と馬鹿にされ、蔑まれる。日本全国東西南北前後左右、いたるところで見られる弱者の悲痛なる叫びが天に届く日はいつのことか?安部晋三は何とかの一つ覚えのように「美しい国日本」と叫んだが、今の日本のどこが美しいのか?その美しい国をここまで貶めたのはどこの誰なのか!

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Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

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