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高学歴ワーキングプア

2009 - 10/04 [Sun] - 10:28

 ある意味、彼らも日本の文教政策の犠牲者だ。

 高学歴ワーキングプアとは何か

 その昔、地域で優秀な男の子が東京大学に合格すると、周囲は
 「末は博士か大臣か」
とこぞってはやしたてた。博士というのは、そのくらいステータスが高かった。
 それから100年あまり、「博士」になったばかりに、世間から除外されるというケースが急増している。
 なぜ、こんな状況になったのだろう?それは、文部科学省が実施した教育政策に原因がある。
 1991年、当時の文部省は
 「世界をリードするような研究を推進するとともに、優れた研究者や高度の専門能力を持った職業人を養成するための拠点として、大学院を充実強化していくこと」
を狙い、「世界的水準の教育研究の推進」を目指して「「大学設置基準問等の改正」を実施し、国家を挙げて終始・博士を養成するプロジェクトを始める。その結果、修士・博士の数は20年前の3倍になり、数字の上では目標を達成できたかに見える。
 しかし、その実態はあまりにもお粗末としかいいようがないものである。 
 こちらのサイトをみると、現代の「博士」がいかに虐げられ、精神的に追い詰められているかということがよくわかると思う。もとのサイトはほとんどひらがなで書かれて、いささか読みにくいので、自分なりにまとめてみると、今の「博士」が置かれた状況が理解できた。
 
 博士が100人いるとして
 ・医学博士は16人
 ・希望通りに「大学の先生」になれるのは14人
 ・ポスドク(有期で、給料をもらいながら研究をする博士)が20人
 ・8人が民間企業に就職、11人が公務員
 ・7人が「研究者」として見切りをつけ、他の分野に転身
 ・16人が無職
 ・8人が死亡(おそらく自殺)・行方不明

 希望通りに大学で教員・研究者になれるのが「博士号取得者」しかいないことより、職がなかったり、自殺・行方不明者が全体の1/4もいることのほうが問題だと思う。仮に教員・研究者になれたとしても、常勤になれるのはそのうちの6割、さらにこの数字から医学系をのぞくと、実際に博士号を取得して常勤の大学教員になれるのは1割がやっとである。
 多額の学費を払い、研究論文を書き、単位を取得しても就職先が見つからず、学校や政府の支えもない。これでは、心身とも行き詰まる博士・修士号取得者が増えるのも当然だろうと思おう。

 「9・11」をきっかけとして全国各地で勃興した「反戦運動」で、多くの人と知り合った。
 その中には、大勢の大学院生もいた。
 だが数年後、彼らがどうなっているかというと…かなり苦戦している、というのが現状だ。
 希望通りに「教職」につけたのは10人足らず。しかも「常勤講師」に就いたのは2人だけで、あとは「非常勤講師」をいくつも掛け持ちし、かろうじて糊口をしのいでいるというのが実態だ。
 大学院で「動物の心臓の病気」を専攻したにもかかわらず、畑違いの分野に就職した人間もいる。
 私の知人女性は、大学院で環境学を専攻し修士号を取得したものの、卒業後の就職先が見つからず、生活のために露店のたこ焼き売りやフォークリフトの運転職を経験した。紆余曲折あって業界紙記者になり、その後独立してライターをしている。露天商やフォークリフト運転といった、「ブルーカラー」職種を経験したことが、その後の彼女の生き方に影響を与えたのは、想像に難くない。
 私と一緒にピースボートに参加していた女性スタッフに、語学堪能で郵趣な女性がいた。彼女は4カ国語(日本語・英語・スペイン語/ポルトガル語)を操り、さらなるステップアップを目指してオランダに留学していたから、オランダ語もマスターしたはずである。
 しかし、そんな彼女をやとってくれる組織は日本国内には存在しなかった。
 今彼女は、関西の片田舎で、愛する人と一緒に、農業をして細々と生計を立てている。
 理系も、その実態はかなり厳しいらしくて、先日出会った理系大学院のOBは、理系院生といえども、企業社会は大学浪人・就職浪人経験者には冷たいとこぼしていた。

 「博士」の自殺率は8、000/10万。、世間一般の自殺率は24/10万であるということを考えると、これは異様である。実際に、毎年1、000人前後の博士号取得者が、死んだり、行方不明になっている。この数字を東京都の住民に換算すると、中央・渋谷・台東・港・文京・荒川区の人口に匹敵する。ぞっとしないか?
 
 毎年、多くの博士・修士号取得者を世間に送り出しながら、その頭脳を全く生かせない日本社会。
 彼らの中には
 「君は優秀だから、大学院を希望するのなら推薦状を書いてやる」
といわれて大学院に進んだものの、就職先が見つからなかったり、アカハラ(アカデミー・ハラスメント)等でノイローゼになった人も多々いるだろう。
 記事を書いていて、なんだか気分がめいってきた。 
 
 大学院進学を考えている諸君、よーく考えよう。

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PSILA

Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

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