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苦境にある者の瞳は輝く

2009 - 10/29 [Thu] - 15:04

 ネット上で知り合った人間が、twitterでこんなことをつぶやいていた。
 「物質的貧困、精神的貧困 どちらにしても人間の本能が輝くチャンスなのであります」と。
 この話を聞いて、私は以前聞いたエピソードを思い出した。

 黒柳徹子が、取材でモザンビークを訪問したときのことだから、今から20年くらい前になるだろうか。 当時の現地は、長年続いた内戦が終結したばかり。
 政府軍・反政府ゲリラ双方がばらまいた地雷のために、各地で犠牲者のニュースが飛び込んできた。
 彼女は、当時の大統領に双眼鏡を送り
 「これで、地雷を見つけてください」
 といった。
 ところが、大統領は意外な言葉を返してきた。
 「いいえ、これで夢を見ましょう」

 「地雷を満足に見つけられない国の為政者が、何カッコつけてるんだ」
 そう思う人も多かろう。
 毎日のように、国内各地からは
 「地雷で足が飛んだ、手をなくした、命を落とした」という知らせが
 うんざりするくらい報道されているのだ。
 彼からすれば、その原因を作ったのは自分達であるということは重々承知している。
 人が死んだ。
 誰それが重い後遺障害が残るケガをした。
 まっとうな神経の持ち主だったら
 毎日毎日そんなニュースを聞かされていたら、本当に発狂してしまうだろう。
 最高権力者として、過酷な現実を目の当たりにしている彼にとっては
 「双眼鏡で、明るい未来を見る」時が,唯一気の休まる時間なのだ。

 そして、夕べtwitterに
 世界各地で、地雷や子ども兵の問題に取り組むNGO団体代表が出演する番組を見た視聴者の
 つぶやきが流れていた。
 アフリカに、政情不安を抱える国が多いのは,民族問題だけじゃない。
 かの地に「レアメタル」と呼ばれる希少金属が多数眠っており
 「先進国」と呼ばれる国の政府・巨大産業・巨大商社関係者らが
 この資源を狙っているから。
 南アフリカでダイヤモンド工場に勤める工員は、ダイヤが欲しくないかという質問に
 「(「先進国」に輸出されるダイヤが)一つ目の前に出てきたに過ぎない(から欲しくない)」
 と答えているのを雑誌で読んだ記憶があるが
 その現状は今も変わらないようだ。
 「先進国」に住む住民達の欲望のために
 今日もどこかで誰かが
 人知れず涙を流している。
 そして、そのことを伝えるメディアはなきに等しいし
 あったとしても、自分達の都合のいいように「脚色」されて伝わる。
 
 奪われるのは「未来」や「資源」「居住地」だけじゃない。
 かの地では,時に肉親の愛情すらも
 理不尽な理由と勢力によって奪われることがある。
 彼らは、命乞いする子供達に、平然と命令する。
 「助けてもらいたければ、親の腕を鉈(なた)で切り落とせ」と。
 自分の子どもに腕を切り落とされた後に、NGOなどに保護された子どもと対面した親は
 子どもに対して、酷いことは言わないという。逆らえば、殺されるとわかっているから。
 あの時は、それしか手段がなかったからと自分を(無理矢理)納得させようとする親。
 子供は、そんな親の胸中をおもんばかって何も言わないが
 「もう自分のことは愛してくれなかった」という思いを抱くこともあるらしい。
 ばかげた紛争のために、まっとうな親子関係まで壊されていく現実……。

 紛争で心が傷ついた子供達を救うのは、お金じゃなくて機会。
 「自分でも、人のために役に立つんだ」と知った子供達は
 「学校に行って勉強して、みんなの役に立ちたい」と
 強く願うようになるという。
 彼らの姿を見る度に
 一番重要なのは「教育」だということを実感する。
 パレスティナ。アフガニスタン。内乱に苦しんでいた中・南米各国の子供達は
 「今、一番何をしたい?」と聞かれると、例外なく
 「学校に行って勉強したい!」と答える。
 「勉強して何になりたいの?」という質問には
 「えらい人になって、みんなを助けたい!」という反応が返ってくる。
 「勉強なんか大嫌い!」「学校は面倒くさい!」と答える
 日本の学生と、何とえらい違いだろう。
 日本もかつて、為政者が理不尽な理由で起こした戦争のために
 勉強できない無念を呪い、忸怩たる思いを抱きながら
 多くの若者達は、二度と帰ることのない旅にでた。
 それから60数年後の現在。
 確かに、日本は立派な「経済大国」になったが
 その陰で、大勢の人が泣いてきたという事実を知っている人間は、どのくらいいるのかな?

 私も9年前、最初で最後の海外旅行先で
 子供達の目の輝きを目の当たりにする機会を得た。
 フィリピンで。東ティモールで。オーストラリアで。タヒチで。ラバウルで。テュークで。
 確かに、彼らの生活レベルは日本より貧しいかも知れない。
 だが自分達の未来は明るいと信じること
 彼らが我々に見せてくれた瞳の輝きは
 日本では見られないものだった。
 
 彼らがあの時あの場所で見せてくれた瞳の輝き。
 その輝きは、私にとってもかけがえのないものになった。
  
 あの時出会った子供達、元気かな?
 機会があれば、また会ってみたい。    

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Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

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