貧乏人が綴る、以前運営していたHPの日記コンテンツを引き継ぐブログ。

  平和を希求する中年男PSILAのつぶやきのナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> メディア > 理想と現実の狭間で  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

理想と現実の狭間で

2009 - 11/02 [Mon] - 17:13

 「ビジネスの基軸を23.4度傾けよう」
 これは「環境とCSRと『志』のビジネス情報誌オルタナ第15号の編集後記に書かれていたスローガンである。オルタナは2007年に、もと日本経済新聞社記者である森 摂(もり・せつ)氏らが中心になって創刊されたビジネス雑誌で、企業の「別のモノサシとは何か」を探り、企業の社会責任(CSR)、LOHAS的なもの、環境保護やエコロジーなど、サステナビリティ(持続可能性)を希求す る社会全般の動きを追求することをコンセプトにしている,ちょっとユニークなビジネス雑誌である。この雑誌はビジネスを「社会悪」と見なさず、中小企業の先進的な企業活動を社会に広く伝えることで、大企業の活動にも影響を与える事を狙うことを編集方針に掲げている。のは、環境問題やNGO・NPOの記事を積極的に取り上げ、企業の社会貢献(CSR)情報を紹介するなど、雑誌が他の経済誌・ビジネス誌と一線を画している…はずだった。
 ここで「だった」と過去形の表現にしたのは、最新号の16号の特集記事に、違和感を覚えたからだ。
 この雑誌は第4号(2007年10月発行)で「エコカー」について取り上げている。その記事で同誌はエコカーについて様々な視点から検証を試み、自動車メーカーの言い分について異議を唱えている。政府が「エコポイント」制度を設立したことで注目を浴びている「エコカー」だが、当時は自動車ユーザーの間でも「知る人ぞ知る」存在で、メディアも今ほど注目していなかった記憶がある。当時は世界的な食糧危機が叫ばれていた時代で、その原因として,サトウキビの大生産国であるブラジルなどが「食用のサトウキビよりも、バイオ燃料に生成したほうが儲かると判断したから」とという噂が流れていた。だがエコカーは一般車に比べてはるかに高額であり(現在もだが)、同誌はエコカーは「買う」よりも「借りる」ほうがお得だと論評している。
 環境ライター・奥田みのり氏は、自分のブログでエコカーについて取り上げ、その中でエコカーは10万キロ走らないとCO2排出のメリットはなく(トヨタ・プリウスの場合)、他の自動車メーカーも、どのくらい乗ると、エコカーのメリットがでてくるのか公表していないことを指摘し、その線引きに必要な数値を公表しないで「エコカーは環境にいい」とPRする企業は、企業が本気で環境を大切にしようとしていない証拠だと憤慨していた。

 ところが、先月末発売された「オルタナ」16号の特集記事の特集記事「2010年のクルマ 2020年のクルマ」を見て仰天した。囲み記事のなかに、モータージャーナリストの清水和夫氏が「エコカーの未来は電池がカギ」という記事を寄稿し、なぜ日本の自動車メーカーが「エコカー開発」に血眼になっている業界の裏事情を紹介し、16~17pでは、なぜエコカーがトレンドになっているのかという社会情勢を解説している。しかし、同誌らしいのはここまでで、それ以降の10pは各社が販売する最新鋭エコカーの紹介と、各社技術者のPR合戦に終始している。自動車雑誌顔負けのPR記事のオンパレードで、奥田氏が指摘していた「従来のハイブリッド車に比べ、どの程度走ると得になるのか」という肝心なデーターは一切明かされていない。
  また、最近の「オルタナ」はセミナー活動も積極的に行っているが、それらの多くは「会員」という名のスポンサー(年会費50、000円!)限定である事から、大口スポンサーの意向に逆らえないのではないかと勘ぐってしまう。実際、15号の投書欄では、企業の表面的なCSRを宣伝し、名ばかりのエコを増長しているのではないか、それよりも、研究開発のjひつようせい、そのリスクについて言及してもらいたいという投書が載せられていた。
 森編集長はtwitterで
 「『オルタナ』と『WEDGE』を見ると、同じエコカーを特集してもこんなに違うのか」
とつぶやいていたが、残念ながら私「はWEDGE」を見ていないので、このコメントについて詳しく論評できない。だが「オルタナ」でも提灯記事と感じるのだから、WEDGEの内容はもっとひどいのだろうなと想像するしかない。残念ながら私の住んでいる地区では「WEDGE」を閲覧できないので、機会があったらつぶさに検証してみようと思う。
 とはいえ、この雑誌は「環境とCSR」をスローガンに掲げているとはいえ、ビジネスを社会悪と見なさず、OBが保守的な「日経」出身であることを踏まえれば、この雑誌には過剰な期待はできないな、と思うのである。この雑誌がどういう方向に進むのか、注意深く見守る必要がある。

コメントの投稿





管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

カレンダー

プロフィール

PSILA

Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

最近の記事

カテゴリー

トラックバック

 

コメント

 

リンク

ブログ内検索

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

検索フォーム

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

プラグイン

Powered By イーココロ!
↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い にほんブログ村 政治ブログ 平和へ
にほんブログ村 ブログランキング参加中! あわせて読みたいブログパーツ

ジオターゲティング
FC2 Blog Ranking
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。