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美しすぎる市議の暴言
ワーキングプアに対する地元名士の子弟子女認識はそんなもんだ。
藤川ゆり「生活保護の前に働け」
藤川ゆり、別名「美しすぎる市議」。
彼女の名前が日本に知れ渡ったのは、海外のサイトが紹介した「美人政治家」の中に、彼女が入っていたからである。このことは瞬く間に日本に紹介され、彼女は有名人になった。
しかし、彼女の「本業」であるはずの「市議 藤川ゆり」としての評判は,あまり芳しいものではない。地道に「市議」としての本業に邁進していればいいものを、何を勘違いしたのかDVDを発売して「タレント気取りか」と批判されたり、そのことが原因で後援会長とけんか別れしたり、果ては地元の県会議員との「朝帰り」をフライデー−にすっぱ抜かれて「不倫か?」と騒がれたりと、話題になったのはスキャンダルばかりである。
その藤川市議が、ネット上でとんでもない発言をした。
内容はリンク元の記事を見ればわかるのだが、彼女はセレブ御用達月刊誌「プレジデント」で、若者が生活保護に安易に頼る風潮に対し
「生活保護は病気や高齢の方のためにあるもので、働く気があるのにちょっとやる気がないというような人には就業支援を進めますね」
と発言したのである。もっとも、地方市議会議員としての「本分」は忘れなかったようで、地方で職業の選択肢が少ないことにも触れ、社会を支えるために若い人が働ける職場が必要との考えを示した。
だが、ネット上での彼女に対する反発は想像以上に激しかった。「市議」としての活動はあまり伝わらず、報道されるのはタレント活動やスキャンダルばかり。おまけに彼女自身、その出自は地元で県会議員を父に持つ「セレブ」ということも災いし、twitter上ではその発言に異議を唱えるレスが相次いだ。
「自分が、恵まれている状況にあるかを自覚していない証拠」
だと発言したところ、私のアカウントににRT(ReTweet=メールで言う「レス」)が殺到した。私をフォローしている、青森県弘前市の市議は私へのRTで、弘前市の農家の平均所得が300万以下に対し、
同市の職員平均年収はは650万、市議はそれ以上の年収をもらっていることを指摘し、市議が貧困に思いがいたらなくては、市民の代表たり得ないと憤った。市議は農家の現状について
「食い物を作っているせいか、精一杯な暮らしではないのが農家の不思議ですが、後継ぎはさせたくないという気持ちになるのも納得の状況」
だと、農村の窮状を明かしている。別の学者は、大部分の地方の在住世帯の年間所得は200〜400万円の間であり、その事実を実は殆どの首都圏の人たちは知らないことを指摘してくれた。この人は地方に講演をする機会が多いそうだが、交通費・宿泊費以外のお代をもらうのは気が引けるといっていた。
「市議」とはいえ、地元では立派な政治家だ。政治家であればまず指標の改善に努めてるべきで、統計持ち出して、仕方ないですとか言うのなら政治家なんかいらないし、そんなヤツが政治家になるべきではない。個々人の生き方にコメントする以前に、地元の求人倍率をあげるとか、真っ先にやるべきことがあるだろう。厚労省がまとめた9月の青森の有効求人倍率は0.29で全国46位低さだ。求職者10人に対し、2人しか就職できない訳で、市・県は今こそ新規産業を作り出す努力をしなければならない。
青森県の労働組合の幹部が、県が定める最低時給(633円)で3ヶ月生活したらどうなるか、実体験したことがあるそうだ。その人は何がつらいかと聞かれて
「「各種のつきあいができないのが一番つらかった」
とこぼしていたという。ある人が生活状況を教えてくれたのだが、それは悲惨の一言に尽きる。
収入 633×8×20≒10万、手取り9万。
支出 ワンルーム(相場で)4万。保険年金2万。食べ物週5千円で2万、光熱費1万。
これでは貯金すらできない。仕事に行くにしても、自転車で通える範囲内ならまだしも、雪国だと転倒の危険性がつきまとう。クルマや交通機関を使うと、余分に出費がかかる。交通費を出してくれる会社で働ける分だけラッキーという状況で、地域経済が深刻な状況になっている地方では、それすら出さない(出せない)会社が大多数であることを考えれば、地方経済は破綻状態に陥っているといっていい。
本来ならば、率先して「地域経済を再建します!」と叫ばないといけない立場の人間が、全国に名前が知られたからといって舞い上がり、自己責任云々を口にする。彼女は自分が「恵まれた立場にある人間」であることを自覚していない。本来ならば、誰かが諫めなければならないのだが、そういう話はとんと聞かない。親が健在だから「名士様の娘」としゅういもちやほやしてくれるが、親が死んだら誰も相手にしてくれない。その時になって気がついても遅いのだが…
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