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エコプロダクツ2009

2009 - 12/11 [Fri] - 10:25

 昨日、お台場の東京ビッグサイトで開催されている「日本最大級の環境展示会 エコプロダクツ2009」にいってきた。このイベントは文字通り、環境に関する展示会では日本最大であり、今年で11回目を数える。入場者数も昨年は17万人を突破し、今年の入場者数は18万人を見込んでいるが、今日は悪天候だから、入場者数は予想よりも少なくなるかも知れない。
 巨大な展示スペースはテーマごとに6つのグループに分けられ、そこに企業・政府関係機・地方自治体・国際機関・各種団体・NGO及びNPO、そして学校がブースを出している。だが残念ながら、昨今の不況を反映してか、会場にブースを出展している企業は昨年よりも30社以上も減ってしまったのは残念だ。
 主催企業が日本経済新聞社であるということもあるのか、ブロックの目立つところは企業、それも名の知れた企業に独占され、「知る人ぞ知る」といわれる、知名度はないが環境分野で実績を積んでいる企業、これまで環境保護運動に貢献してきたNGO・NPOは、ブロックの端のスペースに追いやられていたのは納得できなかった。資金力がある団体が少ないこともあるのだろうが、下手な企業よりも環境保護活動に実績がある団体はかなりあるのだから、彼らにもっと配慮しても良さそうだと思う。
 企業が「エコ」に関心を持つのはいいことだと思うのだが、私は「エコ」を口にする企業・業界ほど、何か後ろめたいところを抱えていると思っている。電機会社の多くは、自分達が行っている環境保護プロジェクトの宣伝活動に熱心だが、その一方で、この業界は原発産業と密接な関わりを持っている。原発推進派はしきりに「原発は、二酸化炭素を出さないクリーンな発電施設である」ことを強調する。しかし原発は、元になるウランは石油同様、その多くを輸入に頼っている上、使い終わった「カス」の処理方法が難しく、最終的にはそのカスを地下深くに埋める他はないというのが現状だ。原材料を輸入に頼っている異常、原発の立地はどうしても海に近いところにならざるを得ないが、原発が垂れ流す排水は、海に比べ水温が7℃以上高いことが調査でわかっている。驚くべきことに推進派は、このことを指摘されると
「7℃くらいたいしたことはない」
と平然という。冗談じゃない!7℃といったらえらい違いだ。水温が上昇するということは、その付近に生息するの生物生態系に重大な影響を及ぼす温度差だが、推進派はこの事実に関しては口を閉ざす。
 また、ブースにいる人が醸し出す雰囲気にも違和感を持った。その理由は、社員らしき人はほとんどいなかったのではないかと言うこと。これは個人的な憶測に過ぎないが、出展企業会社には、インターンで来ている学生や派遣・契約社員を会場に出向かせているのでは?と思われるところもあった。正社員をリストラで削り、インターンや非正規社員を生活水準ぎりぎり、あるいはそれ以下で安くこき使う企業が堂々と「エコ」を叫ぶ現実。自然環境を守ることも大事だが、社員の労働環境も、立派な「環境問題」である。労働環境問題に目をつぶり、口を閉ざしておきながら「自然を守れ」「エコ万歳!」を叫ぶ企業経営のあり方、それを指摘しないメディアには違和感を感じる。

 本当に「エコ」を自分の問題としているのか、疑問が残る参加者も少なからずいる。平日にもかかわらず、会場の受付には長蛇の列だった。受付は当日と事前登録の2種類で分かれており、私は事前登録の行列に並んだのだが、最後尾の案内がなかったため、結果的に行列の中に割り込む形になってしまった。気がつかなかった自分も悪いのだが、それを指摘する参加者の中には、ゴロツキまがいの口調で凄んだたヤツもいる。他人を脅かすその同じ口で「エコ」を叫ぶのかと思うと、メチャクチャ気分が荒んだ。気分を悪くしてネットでつぶやいたら
「エコをファッションかビジネスの手段としか捉えていない輩が増えているから」
と慰めてくれた人がいたので、いくらか救われたが、それでも不愉快な気分は消えなかった。
 ブースには複数のフェアトレードショップも出展していたが、いくつかの店を除くと、ほとんどが化粧品か洋服、バッグしか扱っていなかった。店側からみれば、売れ筋の商品を中心に店頭に並べたつもりだろうが、もっと多種多様な商品を見たいし、確かめてみたいと思っている消費者としては、不満の残る構成であることは確かだ。
 実はエコプロダクツに行く前、twitterで知り合ったフェアトレードショップの経営者の店に行き、その店のご主人様とコーヒーを飲みながら、日本のフェアトレード業界が抱えている問題点について語り合った。そして、商品の質と価格面に問題があるという認識で、2人の見解が一致した。関西でフェアトレードショップを展開している人も指摘しているのだが、在庫管理、材料管理、輸送費、人件費、その他諸々の人件費を加えると、どうしても値段が高くなってしまうといっていた。生産を委託する側は、製造サイドに
 「日本は品質が厳しいから、少しでも雑な部分があると振り向いてくれないよ」
と注文しても、なかなか現地の人は期待に応えてくれない部分があると、その人もこぼしていた。そのため(あくまでも、自分の判断の範囲内でだが)、今のフェアトレード業界は「商品の質が悪い割には値段が高い」「金持ちの偽善」というイメージで捉えられているような気がする。また、これらの商品は撮れる材料の範囲内で生産する」のが原則なので、生産量も少なく、利益を出すためには値段を高めに設定しなければならない、と言うジレンマも抱えている。それらの問題解決なしには、この業界の発展はなかなか望めないだろう。
 政府が「エコポイント」だの「エコカー減税」を打ち出したおかげで、世間は急速に「エコ」に目覚めた感じがある。このイベントは、その集大成だ。だがまわりが「エコ、エコ」と騒いでいる陰で、私はどうしても負の部分に目が向いてしまう。周囲が「エコの時代だ」と浮かれていても、私はこのブームがいつまでも続くとは思えない。日本の市民運動は、ちょっとしたきっかけで盛り上がり、あっという間にしぼんでしまういうことを繰り返してきた。昨今の「エコブーム」を、冷めた目で見つめている私はおかしいのかな?

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Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

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