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「派遣問題」で明け暮れる

2009 - 12/31 [Thu] - 16:10

 今年は「派遣切り」で明け、派遣切りで暮れる1年のような気がする。
 政権交代が実現したとはいえ、景気がよくなったという実感はないし、将来の展望に明るい展望が開けるという話も聞かない。メディアは相変わらず、改革のスピードが遅いだの、マニフェストを実行していないと、盛んに鳩山政権をくさしている。私自身、鳩山内閣のモタモタぶりにいらつくことも少なくない。
 だが、改革が遅いのは鳩山政権「だけ」のせいなのかというと、私は「違う」と断言する。
 戦後の一時期をのぞき、60年以上の長きにわたって政権を担当した自民党。
 この党が長期にわたり政権を担ってきたのは、野党がだらしがなかったこともあるが、地方の隅々まで「利権」で築き上げられた強固なネットワークがあったからだ。農協、土建団体、医師会、それらをまとめ上げる地方名家などの支援者らによって、自民党は政権を維持してきた。そして彼らを裏で支配していたのが「官僚」という名の究極の利権集団である。
 しかし’90年代以降、かれらが築きあげてきた強力な利権システムは、あちこちで勤続疲労を起こすようになっていた。’93年以降、この党は単独で政権を維持できなくなっていた。にっちもさっちもいかなくなった自民党は「自民党をぶっ壊す」をキャッチフレーズに掲げた小泉純一郎を総裁にする。彼は「郵政民営化」に代表される「構造改革」という名の自由主義的政策を推進するが、結果的に彼が国民に与えたのは、地方都市の没落と、これまでになく広がった格差だった。’05年に「政権のおこぼれに与れれば」と自民党に投票した有権者は、国民の意に反した右傾化・復古主義政策を採る自民党に反発し、’07年の参議院選挙で「衆参ねじれ現象」を実現させ、自民党に鉄槌を下す。しかし自民党は利権と政権を手放したくない一心で小泉→安倍→福田→麻生と4年間で4人も総理・総裁をたらい回しにする悪辣な手段に出たあげく、ついに今年の総選挙で未曾有(麻生はこの字を「みぞうゆう」と読んだ。あり得ない…)の大敗北を喫し、80年ぶりという選挙での「政権交代」になったのである。
 さっきもいったように、鳩山政権は自民党時代の「負の遺産」の整理に取りかかっている最中である。小泉政権以降、自民党政権が国民生活に与えた「負のダメージ」は、想像以上に深く、かつ大きかった。このために民主党は自分の政策を実行できず、もがき苦しんでいるというのが正直なところだ。
 何より一番問題なのは、昨年末年始から出てきた「派遣切り」の問題である。本来派遣社員というのは、通訳やエンジニアなど、特殊かつ高度な技術を持つ人材のための制度だったはずだ。ところがこの制度は「規制緩和」の名の下、小泉政権下でありとあらゆる職種、特に製造業にまで対象を広げてしまった。派遣制度は企業がろくに技術がない人間を安い値段で合法的にこき使い、不景気になると真っ先に切り捨てる制度に変質してしまった。

 だがごくごく一部だが、本当にどうしようもない「派遣社員」も存在する。私の会社に派遣される人間は、はっきり言ってどうしようもない。挨拶はできない、職場の決められたルールは守らない、仕事を教えても横柄な態度をとる・お礼を言わない。なによりも問題なのは、仕事に対する熱意が感じられないことだ。責任感も熱意も感じられないのに、なぜ仲良くできようか?
 このことをtwitterでつぶやいたら、彼らがこうなったのは置かれた立場にも原因があるのではないか、貧困が治安不安定の要因になっているというレスが返ってきた。いわれてみれば、彼らの表情は一様に暗く、精気が感じられない。目も死んでいる。心身とも疲れ切り、自暴自棄に走る人も多い。「秋葉原事件」の容疑者は、その典型である。またある人は「同一労働同一賃金」制度の徹底を訴える。この制度は社員・パートを問わず同じ仕事をする人は同一賃金にすべきだという考えで、オランダではこの制度を導入して大きな成果を上げている。しかし、この制度導入を主張するのはまだ少数派で、大きな声になっていないというのが現状である。
 派遣労働者の環境は好転の兆しがなく、今年は地方自治体が「派遣村」方式で仕事をなくした人たちのためにすみかを提供するという。しかしそのためにはハローワークに登録するなど使い勝手が悪く、どの程度効果的な対策になるのか未知数との声も多い。当局はネットでも告知としているが、ホームレスの多くはネットに接続するカネがないどころか、ハローワークまで行く交通費もない。支援者団体らはビラを配っているが、全てのホームレスに行き渡るかどうかはわからない。
 先日twitter内で、経済評論家・勝間和代氏と元年越派遣村村長・湯浅誠氏の間で貧困問題についての対談が実現した。その模様はこちらのサイトでみることができるが、この対談を通じて、ホームレス支援対策と、告知活動のの難しさが改めて浮き彫りになった。これらの活動はNGO・NPOにおんぶにだっこの印象が否めず、公的支援をどれだけ充実させるかが今後の課題だ。
 最後に、派遣関係の支援窓口一覧は、フリーライター・奥田みのり氏のブログにまとめられているので、そちらを参照して欲しい。

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Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

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