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切ない派遣村物語

2010 - 01/10 [Sun] - 10:35

 自分も、いつかそうなるのだろうか…

 特集ワイド:公設派遣村・それぞれの物語 働き自立したい! 僕ら、どう見える?

 今年も、都内で実施された「派遣村」。
 「公営で実施されたことに意義がある」と一部では賞賛の声が上がっているとはいえ
 その実情は、昨年とは全く実態が異なっていた。
 前回のブログでも書いたが
 都の職員は、親身になって「入村者」の悩みに耳を傾けるどころか
 おざなりの「アンケート」でお茶を濁そうとしていた。
 その様子を見るに見かねた、前年「派遣村」有志で実施する「ワンストップの会」が
 入村者の手助けをしようと助け船を出すと
 都の職員はこれに感謝するどころか、彼らの活動を妨害する始末。
 自分達も、へたをすればいつかはああなるという考えがないのだろうか。

 北海道からやってきたという元とび職の青年は
 「食う」ために「夜の世界」に飛び込んだが
 この世界は自分には向いてないとわかり、すぐさま足を洗った。
 実家に妻子を残す彼は、このことを家族に伝えていない。
 仕送りもできず、ひもじい思いをさせている。
 「いっしょに暮らしても、路頭に迷わせるだけだ」と考える彼は
 ずっとこちらで仕事を探す決意を傾けている。

 年末に仕事と家を失い、「ホームレス」と思われるのがいやで、
 夜の街をさまよっていた青年は
 居ても立ってもいられず、派遣村行きのバスに乗った。
 「鳩山首相がお母さんからもらったお小遣いの1割でもいいから僕らに分けてほしい」
 とつぶやく青年。
 パフォーマンスはいい、仕事をくれという言葉は
 「派遣村」のあちこちから聞こえてきた。

 「子供の世話にはなりたくない。生活保護をもらうくらいなら死んだ方がまし」
 という、子供に黙って家を出た69歳の女性。
 「ファストフードで出される料理はパート主婦や賃金の安い若者の手で工場でられる」
 と憤る、40代ベテラン調理師。
 身体は動くのだから、生活保護よりも自立に必要な資金を貸してくれという意見も出た。
 「経済のグローバル化」は,弱者から生きる誇りと尊厳を奪い、弱者同士でいがみあう
 醜い光景を産み出した。
 そして、その光景を生み出した時の最高権力者は
 じぶんの子供に地盤を譲り、悠々自適の生活を送っている。
 政策ブレーンだった学者は、いまだに自分の過ちを認めず、見苦しい言い訳を繰り返している。
 
 「グローバル化」はまた、若者から将来を奪った。
 「報道の人には、僕らここにいる人間はどう見えるのか? 駄目な人間だと思うか」
 そう聞いたのは、定時制高校を出た19歳の少年。
 彼の両親は事業を営んでいるが、長年の経営不振で
 自分で定時制高校の学費を捻出し、学校に通った。
 しかし卒業したが働き口がなく、東京だったら働き口があるだろうと上京してきたが
 現実は甘くなかった。
 「学歴や経験不足を理由に相手にしてもらえない」
 と訴える彼の気持ちは、私にもよくわかる。
 なぜなら、自分も一発逆転を狙って資格を取得したが
 ハローワークで「経験者」と書かれた求人票を見る度に、がっかりした経験を持つから。
 
 「経験者」「経験者」「経験者」………
 だったら「未経験者」はどこで職務経験を積めというのだ?
 誰でもはじめは「未経験者」なのに。
 「派遣」で職務経験を積みたくても
 ああだこうだという理由で、面接段階ではねられる。
 かくして、行き場のない憤りは
 より弱い方、弱い方へと向かっていく。
 「社会をちょっとでも良くしたい」と口にする連中にも
 自分と意見が合わなかったり、見た目で判断して
 仲良くしたり、爪弾きしたりするのがいる。
 そして、得てしてそういう連中ほど
 その世界で出世し、発言力を強めていく。
 
 先ほどの少年は、都の相談窓口で
 「自分はどんな仕事がしたいのか分からない。混乱している」
 といったそうだ。
 多分その少年は
 他人から力一杯抱きしめられたり、褒められた経験がないのだろう。
 想像するに、彼は家庭で、学校で、そして友達からも爪弾きされ
 「まわりの空気」だけを読むことで生き延びてきたに違いない。
 自分もそういう人間だから、彼の気持ちがよくわかる。
 
 夢を聞かれた少年はこう答えた。
 「住み込みの寮がある工場で働きたい。人のために何かを作り役に立ちたい」と。
 だが残念ながら、いまは「住み込みの寮がある工場」どころか
 皿洗いの仕事も争奪戦になっているという。
 職業訓練を受ける機会もないまま
 貧乏人は、ずっと貧乏人のまま
 社会の片隅で、ひっそりと生きなければいけないのか?
 何しろ、ボランティアの世界でも
 高度な知識を持った人材だけが優遇され
 これといった知識のない、熱意だけしかない人間は
 片っ端から排除されるのだから。

 以前、twitterでこんなことをつぶやいたことがある。


 10代で夢を語ると褒められ
 20代で夢を語ると励まされ
 30代で夢を語ると軽蔑され
 40代で夢を語ると周囲から「いい加減に目を覚ませ」といわれ
 50代で夢を語ると無視される。
 これが私の周囲の現実だ・・・


 誰もが皆、苦境に立っている人には同情の言葉を指しだしても
 いっしょに泣いて 笑って 喜んでくれる人はどのくらいいるのだろう?
 ネット上、そしてうわべだけではたくさんお礼を述べても
 実際にわたしにあった人間は、例外なくこんな表情を浮かべる。


 「なんだ、こんなキモいオッサン・・・」

 その証拠にいろんなボランティア活動に首を突っ込んだが
 誰一人として、私に
 「いっしょにご飯食べよう」
 「一杯やろう」
 と、声をかけてくれる人はいなかった。

 今日もこの文章を書きながら
 心の中にブリザードが吹き荒れるのを感じる。

 優しく見守ってくれる人がいるとは、とても思えない…

 当ブログの読者の皆様
 私のことはどうでもいいから
 この少年の将来に幸多からんことを
 祈ってあげてください… 


 

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PSILA

Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

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