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DAYS JAPAN存続へ

2010 - 03/11 [Thu] - 10:42

 9日、文京区シビックホール(小ホール)において、日本唯一のフォト・ジャーナリズム雑誌「DAYS JAPAN(以下「DAYS)」6周年記念イベントが開催された。悪天候にもかかわらず、300名を超える観衆が来場したということは、日本のジャーナリズムの現状に危機感を持つ人が大勢いることの裏返しでもある。当日はインターネットで独自にイベントの模様を中継する独立系放送局「Our-Planet TV(通称「アワプラ)」のほか、テレビ朝日とNHKの取材クルーが、会場でシンポの様子を取材していた。米米CLUBの石井竜也はDAYSに花輪送り、その模様がテレビで放映され、twitterでも紹介された。
 シンポ冒頭、社長兼編集長である広河隆一氏が、今回のキャンペーンを始める経緯を語った。発行5年を経過して定期購読者の数が減り、さらに出版不況も重なって部数が低迷し、創刊以来初めての赤字決算になってしまった。その後持ち直して定期購読者が書店販売を上回ったが、両方をあわせても発行を続けるのが難しい状態に追い込まれた。このままの状態を続けて潰れてしまったら言い訳になってしまうという気持ちと、潰れてしまっても、自分の取材が楽になるという思いが交錯したが、がんばってみようと思い直し、実情を正直に打ち明けてキャンペーンしようと思った。
 だが当初は支援の輪が思うように広がらず、思いあまって各方面に支援を求めるメールを送ったところ、それが思わぬ形で広がった。海外からも支援の声が届き、定期購読者が増えた。年が明けると、定期購読者の数が一気に増えた。メディアの報道も追い風になり、最終的に目標人数を達成できたので、この雑誌は存続できることを報告しますと広河氏が報告すると、会場から一斉に拍手が起きたのだった。
 続いて演壇に立った写真家・江成常夫氏はDAYS・フォトジャーナリズムコンテストの審査員でもある。彼は写真は弱い人にまなざしを向け、絶望を希望の灯しに変える力と役割がある。しかし今の日本には、受け止める受け皿がない。それはジャーナリズムにも問題があると思うが、そうしてしまった日本人一人一人にも責任があると嘆き、日本人の応募作品には、日本に目を向けた作品・仕事が非常に少ないと不満を述べた。

 同じく写真界の大物・樋口健二氏は私が若い頃はグラフ雑誌(フォトジャーナリズム雑誌)がたくさんあった。だが日本のジャーナリズムはこういう動きを排除し、そこに経済上の悪化も加わり、多くのフォトジャーナリズム雑誌が潰れてしまった。そして「DAYS」は皆さんの支援がないと成り立たない雑誌であるから、今後のご支援もよろしく御願いしますと、引き続き「DAYS」の支援を訴えた。
 フリー・ジャーナリストの斉藤貴夫氏は、フォトジャーナリスト関係者でもないのに呼んでくれてありがとうと感謝の意を表し、日本が抱えている問題について自分の思いをぶちまけた。それが強すぎて、自ら「所信表明演説みたいになってしまった」と反省の弁を述べたほどなのだが、原発、格差問題などを取り上げない日本のジャーナリズム界の堕落には目を覆うと憤り、メディアというのは広告関係者が使う言葉だ、本来ならジャーナリズムという言葉を使うべきだと指摘した。
 彼は日本国内の原発報道について、電力会社と電通、共同通信が資源エネルギー庁とタッグを組み、広告という名の提灯記事を掲載していると述べた。だが傾聴に値するのはこのくらいで、あとは自分が思っている不満をぶちまけ、自分はこれだけがんばっているのに、賞をなにももらっていないとのグチに終始したのはいただけない。最近の彼の記事は、自分の不満をぶちまけるだけで中身に乏しく、素人以下の表現では?と思われる記事も少なくない。読んでいるこちらがつらくなってくる。
 最期のゲストとして登壇した田沼武能・日本写真協会会長は、「DAYS」の存続決定を祝福したあと、現在のフォト・ジャーナリズムの現状を紹介した。海外では国が多いので、撮った写真をあちこちに売れるのだが、日本の場合は1社しか売れないし、年毎に発表媒体がなくなっているのは悲しいと嘆き、読者の皆さんに、これからも「DAYS」を支援してくださいと述べた。

 最後に広河編集長が、お礼の言葉とこれからの展望を述べた。
 読者が雑誌を支えるという夢が現実になったと、これまで支援してくれた読者にお礼を述べる傍ら、今後は「存続キャンペーン」みたいなみっともないことはやりたくないと、苦しい胸中を吐露した。背景として、媒体が紙からネットに移行したことに起因する出版不況と、つらいことには目を背け、楽しいことばかりに目を向ける市民の考え方の変化をあげた。一番伝えられないことができない状況になるということは、世の中を見る目を失うのと同様だ。それは命だけでなく、自分達の目を失うことにつながると、広河氏は声を大にして訴えた。
 今回のキャンペーンで、定期購読者は約9,000人になったが、単に「支えてください」だけはこれからは生き残れない。だから「DAYS」としても、今後の展開を模索している最中だという。昨年開講した「フォトジャーナリズム学校」の卒業生は、どんどんフィールドに出て活躍している。しかし現状は広河氏一人にかかる負担が大きすぎる。今年は4~5月は広河氏が日本にいないため、6月に開講するそうだ。
 出版不況対策として、WEBでの展開も模索するという。それと並行して、広河氏に変わる編集者を公募するというプランが明らかになった。デザインを含めて「DAYS」をまるまる1冊作ってもらい、読者アンケートで編集者を決めようというプランである。投票権のある方は定期購読者で、彼らにパスワードを与えて審査に参加してもらい、審査過程を全てオープンにするそうだ。
 とりあえず目の前の嵐は過ぎ去ったが、その前途はまだまだ険しい。6年目を迎えるDAY JAPANが、日本におけるフォトジャーナリズムの良心を灯し続ける存在になることを願ってやまない。

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Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

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