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DAYS JAPAN存続へ・2

2010 - 03/14 [Sun] - 09:48

 めでたく「存続」が決まった「DAYS JAPAN」。
 今日は、9日のシンポジウムに登壇したゲストの方の発言(要旨)を紹介します。
 (敬称略)
 
 江成常夫(写真家)
 今日展示された写真を、皆さんはどんな気持ちで映像を受け止めたか?
 言葉を閉ざすか、祈るしかないような写真を見せられると、こういう場に立つことに後ろめたさを覚える。今世界では、貧困や紛争の元で、死を強いられ、涙が絶えない人たちが跡を絶たない。写真はそのような弱い人にまなざしを向け、絶望を希望の灯に変える力と役割がある。しかし今の日本には、受け止める受け皿がない。それはジャーナリズムにも問題があると思うが、そうしてしまった日本人一人一人にも責任がある。絶望を希望に変え、DAYS JAPAN「以下(DAYS)」世界をつなぐ雑誌ではないかと思う。
 私は今まで「DAYSフォトジャーナリズム大賞」の審査をしてきた。そこには沢山のフォトジャーナリズムが、命をとして取ってきた人たちの写真が沢山よせられている。死や涙を強いられている人たちは、子供、女性、老人といった弱い人たちである。その後ろで、権力者があとに他得ている。DAYSは、それを受け止めてきた。
 
 樋口健二(フォトジャーナリスト)
 外は寒い中を沢山の方がおいでいただいたことに感謝したい。
 6年続いたのは大変なことだ。僕の世代は報道をやるのが当たり前、朝日新聞からアサヒグラフ、毎日新聞から毎日グラフ等、当時は諸々のグラフ雑誌があった。報道写真はこういう雑誌媒体で活動していたが、いつの頃からか、日本のジャーじゃリズムは報道写真を排除していく動きが出てきた。絶望にうちひしがれた時代、どうしたらいいのだろうかと思っていた矢先、6年前に広河さんが「DAYS」をひっさげてやってきた。彼は写真の他に、編集を兼ねている、これは超人的だと思った。私は学校(※)でフォトジャーナリズムを教えている。教え子達は彼にお世話になっている。
 グラフ雑誌は経済が悪化して、どんどんつぶれた。にもかかわらず、「DAYS」は彼のたぐいまれなメッセージと心が全国に通じて、グラフが一気に上がっているのを見てほっとした。これはみんなが協力したたまものだ。6年の実績に対し、日本写真家協会から協会賞が贈られた。
 本日は6周年だが、さらに皆さんのご協力がないと、売れなければ廃刊になるという宿命がある。沢山の作品を見て、胸がいっぱいになった。この世界の状況を日本が伝えていない。この雑誌の歴史的存在理由を皆さんの力で守って欲しい。次は10周年だ。そのためには、皆さんの力がなかったら無理である。よろしくお願いします。
※樋口氏は、長きにわたり「日本ジャーナリスト専門学校」の講師をしている。
余談ながら、管理人はこの学校のOBである。

 斉藤貴夫(フリーライター)
 自分はフォトジャーナリズムとは関係ないのに、この会場に呼んでくれて感謝している。
 私は学生時代、カメラマンになろうと思っていて、彼らはあこがれの人だった。学生時代は写真のサークルに入っていたが、自分は女の子の写真ばかり取っていた。写真が下手だったので記者になった。
 常日頃から、ジャーナリズムの危機は感じている。プランがあっても、企画の受け場がないというのが現実だ。そういう意味で「月刊現代」の廃刊は大きい。今は小さなところで書いては本にまとめる日々だ。
 ジャーナリズムの堕落には目を覆う。原発に関しては、電通と共同通信社が一緒になり、資源エネルギー庁と一緒になって、広告という名の原発推進ニュースを流している。
 そういう意味では「DAYS」は素晴らしい。告発するだけでなく、権力や暴力の横暴によるメリットを享受している私達。そのことに気づかせてくれる、日本で唯一の「メディア」だからだ。金銭的快楽を享受している陰で、苦しんでいる人がいるんだ。その時代を生きている人間は、そのことに気づかなければならない。メディアというのは広告業界が使う言葉であり、本来は「ジャーナリズム」という言葉を使うべきだ。。
 自分は格差社会、監視社会という古い時代への回帰に警鐘を鳴らしてきた。あまりメジャーなところがやってきていなかったことをやっている自負はあるが、賞をもらっていないのは悔しい。そのことを酔って家族に愚痴っているが、今日この席に呼んでいただいたことが価値がある。このことを誇りに思いながら仕事をしていきたい。自分の所信表明になってしまったが、そう思わせてくれるみんなに感謝したい。

 田沼秋吉(日本写真家協会会長)
 6周年おめでとう。5周年の時に「DAYS」に協会賞を贈った。大きな声では言えないが、この雑誌は5年持たないから、さっさと賞をあげろという意見もあった。私は最初から関係しているが、広河さんが石橋湛山賞を受けてから、かつて講談社で発行していた「DAYS」というタイトルをいただいて出版するといった時、大丈夫かなとみんな心配したと思う。本人だけはその気になっていた。 私はよき時代の「ライフ」(かつて一世を風靡した、米国のグラフ雑誌)の契約カメラマンだったが、日本のジャーナリズムでは考えられない。その頃は出版数が700万を超え、契約カメラマンが多数いた。その頃は、取材しても雑誌に載って3/4がボツにされた。そういう中で戦って雑誌に載せる事をやってきた私にとって、日本のジャーナリズムは撮れば出してくれる体制で働くというのは極めて楽だった。その雑誌があっという間にダメになったのは、これが米国だと思った。
 ヨーロッパでは、フォトジャーナリズムが何とか成り立っている。沢山国があるから、あちこちで撮った写真が撮れる。だが日本の場合は1社しか写真を売れない。そういう意味ではあまりいい思いをしていないが、好きで入ってきた人間にとっては、載るか載らないかということに命を賭けている。 今日出演した写真家もみな同じで、撮った写真を掲載する場がないのは悲しい。ここに来ているのは応援している人たちだが、来ている人が来ていない人に支援してくれといっていただきたい。支援していない人にどんどん広めて、10年先にも健在であるということを願っている。そういう意味を込めて、協会賞を贈ったから、その気持ちを酌んでいただき、皆さんもDAYSを支援していただきたい。

 なお、この日は「DAYSフォトジャーナリズム大賞」の発表が行われたほか、惜しくも受賞をのがした作品の中から、会場に来場した人の投票で選出される「パブリックプライズ(読者賞)」の発表が併せて行われた。「DAYSフォトジャーナリズム大賞」受賞作品はこちらからご覧になれます。 

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Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

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