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原発勉強会に参加した

2010 - 03/19 [Fri] - 16:30

 昨日、都内某所で原発についての私的な勉強会があった。この勉強会のメンバーは、以前からtwitterで社会問題について活発に意見交換をやるだけにとどまらず、実際にNGO・ボランティア活動をしている人たちである。そんな人たちがふとした機会から「オフ会」という名の会合をもち、メディアの現状に不満と危機感を持っているという認識で意見が一致した。そのために何かやろうということになり、集まったメンバーが一番関心を持っていることが原発問題ということで、そのことを取り上げようということになった。
 昨日講師になってくれた人は、実際に電力会社で広報活動をしている人である。その人はなぜ電力会社が原発を推進するのかを、詳しく説明してくれた。
 原発で使うエネルギーであるウラン供給国が、オーストラリア等政情が比較的安定している国に多くあること。原発の割合が増えているのは、石油産出国である中東の政情が安定していないことに起因する。二度の石油ショックに懲りた各国は、より安定したエネルギー供給を模索した結果、原発の比率を高めた。そのおかげで、ウランも争奪戦の様相になっているそうだ。
 出力が安定しているのも、原子力発電所の最大の長所だそうだ。電気は水と違い、貯めておくことができないため、ピーク時にあわせて電気を作る必要がある。火力発電は立ち上がりが早い反面、出力調整が難しい。反対に原発は立ち上がりにやや時間がかかる反面、出力調整はわりと容易だそうだ。日本国内には全部で54基の原発があり、他に10基が計画中だそうだ。
 反原発派は「電力会社は、自然エネルギーにもっと力を注ぐべきだ」といってるが、電力会社は自然エネルギー開発にも力を入れている。だが、会社にいわせると、これら自然エネルギーにも欠点があるという。
 風力発電は山手線の三倍の面積が必要とされ、さらに電磁波公害、騒音問題も抱えている。実際、伊豆地方にある風力発電所は、騒音問題で地元住民とトラブルになっている。海上で風力発電の施設設置を検討しているが、今度はバードストライク問題(鳥がプロペラに体当たりし、プロペラが破壊されること)がおこる。日本は国土が狭いため、風力発電に向いた施設は国立公園ないしかないといわれている。国がそこに風力発電所を設置する許可を出す可能性はないといわれているので、どこまで普及するかどうかは未知数である。太陽光発電はお天気でないと全く役に立たないし、地熱発電は硫酸化硫黄という有毒物質を発生する上、設備・備品がその悪影響で耐久性が弱いため、実用化しても普及する確率は低い。あらゆる事を検討した結果、現状では原発がコスト面で一番安定している発電方法である(7.3円、ちなみに水力10.4円、火力12.2円)、というのが電力会社側の主張である。

 しかし、生産コストは安いかも知れないが、再処理コストを入れると、原発というのはかなり効率が悪いといわざるを得ない。電力会社は、コストの計算方法は再処理費用を計上しているといっているが、計算方法が複雑であることは電力会社も認めざるを得ない状況である。再処理施設のボウリング調査も、基本的には自治体の許可が下りないと不可能である。なんだかんだで、原発事業というのは、一電力会社のやれる範囲を超えたモノになっている。また原発建設費用には、補助金はコストに含まれていないという。
 海外でも、原発建設を続々と決めている。スイスでは、国民投票で「脱原発」からの方針転換を決めた。日本同様、エネルギー資源に恵まれないフランスは、2度にわたる石油ショックの経験から、原発推進政策を掲げている。並行して、学校内で原子力教育を実施し、原子力のいいところ・悪いところをあますところなく情報公開し、その上で国民に「原子力は必要だ」というコンセンサスを得ているそうだ。
 コンセンサスを得られたとしても、最終処分上の問題が出てくる。廃棄物はレベル1~4の4段階に分かれ、入れる容器もレベルによって異なる。一番安全なのが岩盤に埋めることだが、ウランから出る廃棄物を地下の岩盤に埋めるとしても、廃棄物が冷えるまで地上で保管しなければならない。全て冷えるのに、50年間という途方もない年月が必要になる。また廃棄物を埋める操作は機械がやるとしても、何らかの不都合が起きた時にどうするのか、という不安は出てくる。原発が「トイレのない家」にたとえられる所以である。
 こうしてみると、日本が「脱原発」政策を進めるためには、今までのライフスタイルを変える必要がありそうだ。家庭における消費電力の割合は、給湯が36%、暖房が21%だそうだが、オフィスも似たような傾向があるという。どちらも、個人のちょっとした心がけ次第で減らせそうな数字ではある。江戸時代は、エネルギーの循環利用システムが機能していた。江戸時代に機能していたシステムが、なぜ現代でできないのだろうかと思う人は多いに違いない。
 これだけ問題を抱えていて、ネット上ではかなり原発に関する情報が盛んにやりとりされているのに、実際に動こうとする人が極めて少数なのはなぜなのか?エネルギー問題は、身近でかつ誰もが避けて通れない問題だ。げんぱつはイヤだと思いつつ、実際に反対運動に関わっている人たちを「特別な人たち」と見られているのはなぜなのか?
 「原発に反対しているのはよそ者」
と発言した住民を紹介した新聞記事があったが、その住民はなぜかようなことをいったのか?
 なぜ、そのようなことをいう住民がいるのか?
 彼らに原発の危険性を理解してもらうにはどうしたらいいのか?
 これらのことを、反対派は常に考慮に入れる必要があると思う。
 この会合が、エネルギー問題に向き合う人たちに知れわたれればいいと思うのだが…。

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Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

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