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金融機関におけるサステナビリティの実践

2010 - 07/20 [Tue] - 10:32

  「第3回エコ貯金フォーラム-ソーシャル・ファイナンス発展のために預金者・金融の現場・経営者ができること-」の第3回目。今日はHSBCの顧問・山田晴信さんのお話を紹介します。


 トークセッション-1
 金融機関におけるサステナビリティの実践
 山田 晴信(やまだ はるのぶ)
 HSBC顧問

 HSBCは、1865年に設立され、英国ロンドンに本部を置く、世界をリードする金融サービス機関である。世界88カ国に、約8,000の拠点がある。日本には1866年にやってきた。現在の総資産額は2兆3,640億ドルで、利益の半分を香港・上海・ラテンアメリカで稼いでいる。
 HSBCの「持続可能性へのコミットメント」について、グループ会長のスティーブン・グリーン氏は、「我々は、事業の持続可能性において、世界をリードするブランドの一つになることをも苦境にする」ことを掲げている。
 HSBCにとって「持続可能性」とは、長期的なビジネスの成功を確実にするために、環境・社会・経済の正しいバランスを維持するような、意思決定を行うことである。こうした意思決定が、我々のステークホルダー(利害関係者)にとって長期的な価値をもたらし、HSBCのブランド価値を高めることになると信じている。
 取締役は社内6人、社外15人で構成されている。

 次に、HSBCのCSに関する取り組みについてご紹介したい。
 2005年、HSBCは世界で初めて、カーボンニュートラルを達成した大手金融機関になった(「カーボンニュートラル」の概念についてはこちらを参照)。また、全事業拠点で、FSC認証紙をガイドラインに規定した。FSC認証紙とは、適切に管理された森林からのチップが原料であると証明された紙のことで、追跡可能な唯一の用紙である。この紙を使うことで、不法(違法)伐採などの圧力から森林を守ることにつながり、健全な森林経営を応援することになる。自らのバイオマスエネルギー(黒液)を利用する事で、化石燃料を抑制し、化石燃料由来のCO2排出量の削減につながる。この紙を導入したことで、85万トンのCO2排出削減に成功した。この紙は世界的な自然保護団体(WWF)が推奨しており、バージンパルプを使用している為、再生紙や非木材紙に比べ印刷品質が向上する利点がある。
 企業への融資は、FSCの原則に則って行っている。FSCの原則とは、森林管理や先住民、地域社会や労働者の権利を尊重するための原則である。赤道原則とは、世界銀行グループの環境社会配慮に関する方針や、ガイドラインを民間金融機関に拡げた取り組みであり、採択した金融機関は、プロジェクトファイナンス案件において、この基準に沿った環境・社会への配慮が行われるようにプロジェクト実施者と協議し、基準を遵守しない案件への融資を行ってはならないという原則である。

 当社の融資基準として、独自の環境リスク基準を設けている。環境影響のリスクが発生するかも知れない状況を認識し、リスクを最小と慣らせるように適切な規制と手順を確立している。適用させる産業分野は、鉱業・金属、エネルギー、化学工業、淡水基盤、林業・林産物の各セクター。適用される業務は、あらゆる融資業務やその他金融支援、株式・再建資本市場業務、プロジェクトファイナンス、アドバイザリー業務であり 禁止事項として違法伐採、違法木材及び違法林産物の取引売買、ユネスコ世界遺産登録地での事業活動、ラムサール条約湿地での事業活動がある。
 認証基準は
 ・FSCの森林管理に関する原則と基準
 ・赤道原則
に基づき、顧客企業の伐採事業・木材製品が「合法」かつ「持続可能」であることを示す第三者認証の取得を求めている。
 認証手法としてはマトリックスを用い
 ・適合
 ・準適合
 ・不適合
に分類。事業の70%以上が、HSBCの基準を満たす制度で持続可能との認証を受け、残る事業が合法であることが証明されれば、ポリシー適合する融資先企業と見なしている。 
 認証後は、適応企業や認証取得に向けて前進している顧客企業を積極的に支援している。融資額ベースで見たら、98%の顧客が基準を満たしている(林業・林産物セクター)。
 残念ながらポリシーに適合せず、認証取得への進捗も見られない顧客企業については、5年以内の認証取得を求めるとした2004年の公約に従い、取引停止の措置をとっている。
 環境リスク基準と産業分野ガイドラインについては、審査部のサスティナビリティ・リスク・マネジャー(SRM)と、法人営業部のリスク・マネジャー(RM)との間で緊密に連絡を取っている。審査部のOKが出ないと融資が実行されないので、両者の間にはいい意味での緊張関係がある。

 2007年9月「HSBCグローバル・クライメート・チェンジ・ベンチマーク指数」を導入した。この指数は、気候変動の挑戦から利益を受けている主要企業の株式によって構成されるものである。
 2008年12月2日、「気候原則」が発表された。これは金融機関の環境経営に関する最新の行動原則であり、クレディ・アグリコル、香港上海銀行(HSBC)、ミュンヘン再保険、スタンダードチャータード銀行、スイス再保険の5社が共同で策定したものである。
 この原則は、業務から生じる温室効果ガスの削減に関するコミットメントと、金融商品・サービスの全分野にわたる戦略的方向性を示した自主的なガイドラインである。2009年、HSBCは排出量削減、気候問題とビジネスの統合、関連分野でのステータスホルダー・エンゲージメントでそれぞれ進捗を見た。これらの業務は、現会長が強力に推し進めたおかげである。NGOが参加表明すると、活動が盛り上がる。
 従業員の参加システムとして、HSBCクライメート・パートナーシップがある。これは5年間にわたる世界的規模プログラムで、1億米ドルの資金投入がなされており、世界的に認められた環境NGO(非政府機関)パートナーと提携している(A SEED JAPANも提携先に加えてくれれば嬉しい-管理人の個人的意見)。
 当社のこの活動には、金融業界他社平均と比べて、高いエンゲージメント・スコアを示している(本来は「個人と組織が一体となり、双方の成長に貢献しあう関係」の意味。ここでは、会社が提示したプログラムに、従業員が積極的に(むろん自主的に)参加しているという意味で受け取っている-管理人の個人的意見だが)。コーポレート・サスティナビリティの分野では、上位企業平均をも大幅に上回るスコアである。その背景には、CS活動への参加を奨励され、支援される文化がある。毎年年次報告書を発行し、海外からの評価をモンダリングするほか、個人客をCSR活動に引き込んでいる。

(山田氏の報告ここまで)


 ※この報告は、当日配布されたレジュメを元に、管理人のメモを加えた上で再構成したものである事を、あらかじめお断りしておきます。

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Author:PSILA
「平和」・「自由」・「平等」を愛する、ワーキングプア階層に属するしがない中年フリーター。
ひょんなことからボランティア精神に目覚め、某NGO主催のクルーズに参加したことがきっかけで「9・11」以降都内近郊で開かれた平和関係イベントに積極的に参加し、その模様をネットに公開するようになる。
このBLOGは、生活苦と闘うワーキング・プア中年男性フリーターの軌跡を綴るものである

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